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寝

⇒ ねる(寝)

瓊

玉。 「天の~矛/古事記(上)」

野

※一※「の」を表す万葉仮名「努」「怒」「弩」などを, 近世の国学者が「ぬ」を表すものと誤解してできた語。 万葉集の訓読や和歌などに用いられた。 例えば, 「東の野にかぎろひの/万葉 48」 ※二※「の(野)」の東国方言。 「千葉の~の児手柏(コノテカシワ)の含(ホホ)まれど/万葉 4387」

寐

⇒ ねる(寝)

ぬ

(1)五十音図ナ行第三段の仮名。 歯茎鼻音の有声子音と後舌の狭母音とから成る音節。 (2)平仮名「ぬ」は「奴」の草体。 片仮名「ヌ」は「奴」の旁(ツクリ)。

ぬ

(助動) 完了の助動詞。 ナ行変格型活用。 用言および助動詞「る・らる」「す・さす」「しむ」などの連用形に接続する。 (1)動作・作用が完了すること, また, すでに完了してしまったことを表す。 …た。 …てしまう。 …てしまった。 「秋来〈ぬ〉と目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれ〈ぬる〉/古今(秋上)」「暁がたよりさすがに音なくなり〈ぬる〉こそ年のなごりも心ぼそけれ/徒然 19」 (2)ある事柄が実現することを確信をもって述べるのに用いる。 たしかに…する。 きっと…する。 「見捨てたてまつりてまかる空よりも落ち〈ぬ〉べき心地する/竹取」「命の限りはせばき衣にもはぐくみ侍り〈な〉む/源氏(明石)」 (3)(命令形を用いて)確実な実行を求める意を表す。 「今宵はなほとく帰りたまひ〈ね〉/源氏(東屋)」「『早う立ち〈ね〉, 立ち〈ね〉』とのたまへば, 男這(ハ)ふ這ふ立ちて去りぬ/今昔 19」 (4)(「…ぬ…ぬ」の形で)二つの動作・作用が同時にまたは継起して行われることを表す。 …たり…たりする。 「あわただしかりしことども宣ひいだして, 泣き〈ぬ〉笑ひ〈ぬ〉ぞしたまひける/平家 10」「白波の上にただよひ, 浮き〈ぬ〉沈み〈ぬ〉ゆられければ/平家 11」 〔(1)語源は, 動詞「いぬ(往ぬ)」の「い」が脱落したものかという。 (2)古くはナ行変格活用の語に付かなかったが, 中古末から中世にかけては接続した例が見られるようになる。 「この若き男, にはかに倒れて死に〈ぬ〉/今昔 4」(3)完了の助動詞「つ」とほぼ同じ意味・用法だが, 「ぬ」と「つ」との間には, 次のような差異が見られる。 (ア)「ぬ」は自動詞に, 「つ」は他動詞に付くことが多い。 (イ)「ぬ」は自然的作用・無意的動作を, 「つ」は有意的動作を表す〕 → つ(助動)

沼

ぬま。 「埴安(ハニヤス)の池の堤の隠り~の/万葉201」

家内

〔「やのうち」の転〕 家の中。 屋内。

屋内

〔「やのうち」の転〕 家の中。 屋内。

鍛冶

〔「かねうち(金打)」の転〕 金属を鍛え加工すること。 また, その職人。 かじ。 [新撰字鏡]

沼地

大小の水たまりなどが続く, 湿っぽく泥深い土地。

滑滑

物の表面がなめらかで, ぬめった光沢のあるさま。 「~と光る」「~したナメクジ」

滑滑

(1)表面がぬるぬるしてすべりやすいさま。 粘液状のものでおおわれているさま。 「風呂場が~とすべる」 (2)鈍く進むさま。 「牛の歩の~行くことと定めた/思出の記(蘆花)」

衣衣

(1)男女が互いに衣を重ねて共寝した翌朝, 別れるときに身につける, それぞれの衣服。 「しののめのほがらほがらとあけゆけばおのが~なるぞかなしき/古今(恋三)」 (2)相会った男女が一夜をともにした翌朝。 また, その朝の別れ。 ごちょう。 こうちょう。 「~の濡れて別れし東雲ぞ/宇津保(国譲上)」 (3)夫婦の離別。 「この如くに~になるとても, たがひにあきあかれぬ中ぢやほどに/狂言記・箕かづき」

後朝

(1)男女が互いに衣を重ねて共寝した翌朝, 別れるときに身につける, それぞれの衣服。 「しののめのほがらほがらとあけゆけばおのが~なるぞかなしき/古今(恋三)」 (2)相会った男女が一夜をともにした翌朝。 また, その朝の別れ。 ごちょう。 こうちょう。 「~の濡れて別れし東雲ぞ/宇津保(国譲上)」 (3)夫婦の離別。 「この如くに~になるとても, たがひにあきあかれぬ中ぢやほどに/狂言記・箕かづき」

濡れ衣

(1)濡れた衣服。 ぬれごろも。 (2)無実の罪をきせられること。 「とんでもない~だ」 (3)根も葉もないうわさ。 無実の浮き名。 ぬれごろも。 「~をのみきること, 今ははらへ捨ててむと/和泉式部集」 <i>~を着・せる</i> (1)無実の浮き名を立てる。 (2)無実の罪におとしいれる。 <i>~を着る</i> (1)無実の浮き名を立てられる。 (2)無実の罪におとしいれられる。

布衣

麻・苧(カラムシ)などの繊維で織った布で作った衣服。 「荒たへの~をだに着せかてに/万葉 901」

盗人

(1)他人の物を盗む人。 どろぼう。 盗賊。 ぬすっと。 ぬすと。 (2)人をののしっていう語。 ぬすっと。 「かぐや姫てふ大~の奴が/竹取」 <i>~猛猛(タケダケ)しい</i> 「ぬすっと猛猛(タケダケ)しい」に同じ。 <i>~に追い</i> 「盗人(ヌスビト)に追い銭(セン)」に同じ。 「それは~といふ物なり/浮世草子・胸算用 1」 <i>~に追い銭(セン)</i> 盗人に物をとられたうえに, さらに銭を与えてやること。 損の上に損を重ねることのたとえ。 <i>~に鍵(カギ)を預(アズ)ける</i> 災いのもとになるものに, それを助長するものを与え, 被害を大きくすることのたとえ。 <i>~にも三分(サンブ)の理(リ)</i> 盗人が盗みをするのにも, それなりの理由があること。 どんなことにでも, 理屈をつけようと思えばつけられることのたとえ。 <i>~の上前(ウワマエ)を取る</i> 盗人が盗んできた物の一部をかすり取る。 ひどくたちの悪いこと。 また, 悪人の上にもさらに極悪な者がいることのたとえ。 <i>~の逆恨(サカウラ)み</i> 盗人が自分の悪事はたなに上げて, 捕らえた人や被害者を恨むこと。 <i>~の隙(ヒマ)はあれども守(マモ)り手の隙がない</i> 盗人は都合のよいときを見計らって入るが, 番人は四六時中見張っていなければならないので暇がない。 盗人は防ぎきれないことのたとえ。 <i>~の昼寝</i> 夜の稼ぎに備えて盗人が昼寝をすること。 一見, 何の目的もなさそうに見える行為にも, あとの行動への考えがあることのたとえ。 <i>~を捕らえて見れば我が子なり</i> あまりの事の意外さに処置に窮することのたとえ。 また, 身近な者にも油断できないことにいう。 <i>~を見て縄を綯(ナ)う</i> 「泥棒(ドロボウ)を捕(ト)らえて縄(ナワ)を綯(ナ)う」に同じ。

指貫

裁縫で, 針の頭を押すために中指にはめるもの。 指輪形とキャップ形がある。

要害

(1)「ぬま{(1)}」に同じ。 「毎に~の所に堅く塁塞(ソコ)を築け/日本書紀(敏達訓)」 (2)「ぬま{(2)}」に同じ。 「安徳等が~の所を并せ取る/日本書紀(天智訓)」